冬期3カ月間を発電量ゼロとして試算した上で 太陽光架台

協定の名称は、 太陽光架台弘前市と世田谷区における自然エネルギー活用を通じた連携・協力協定」。同協定に伴い、 弘前市が取り組む雪国対応型メガソーラー(大規模太陽光発電所)で発電した電力を世田谷区民が購入できる仕組みを構築し、 5月15日から電気の購入者を募集する。募集数は50世帯で、 詳細は同区Webサイトに同日掲載する。  雪国対応メガソーラーは、 弘前市のエネルギー地産地消を推進するための事業で、 2015年7月に竣工した。積雪を考慮し1~3月の計画発電量を見込まず、 その上で事業化できるスキームにより実証を行っている。  出力は1.5MW、 年間発電量は、 営農型架台 冬期3カ月間を発電量ゼロとして試算した上で、 約140万kWhを見込む。これは約400世帯分に相当する。太陽光パネルはトワダソーラー製の耐積雪仕様品を採用。架台も高さ約1.8m、 パネルは設置角30度とした。  太陽光パネルの結線は上段・中段・下段と横渡り接続とすることで、 下段のみ積雪しても上・中段の発電量に影響しないようにした。積雪状態は監視カメラで遠隔モニタリングおよび記録し、 状況に応じてパネル面を除雪するという 同発電所の開発・運営を行うのは、 ソーラーカーポート 太陽光パネルなどを水上に浮かべるフロート架台メーカーの仏シエル・テール・インターナショナルの日本法人シエル・テール・ジャパンだ。伊沢池を管理している阿波中部土地改良区から水面を借りて太陽光発電設備を設置した。